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水の出端
「水の出端〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
水の出端の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
どん」
新「お園どん」
と呼合いまする。新五郎は二十一歳で、誠に何《ど》うも
水の出端《でばな》でございます。又お園は柔和な好《よ》い女、
新「あゝいう女を....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
、またその当事者同士である菊路と京弥なる者が、両々いずれも二十《はたち》前と言う
水の出端《でばな》でしたから、その甘やかなること全く言語道断沙汰の限りで、現にこ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
から間《ま》びいておしまいなさい――そんなことにクヨクヨするもんじゃありません、
水の出端《でばな》なんだもの、わたしなんぞ若い時は……と言ってイヤなおばさんがわ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ざいますから、私さえ逃げ出せばそれでいいんでございます。生かすの殺すの、あなた、
水の出端《でばな》や主《ぬし》ある間の出来事とは違いまして、生かすの殺すの、そん....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
いるときまったわけじゃなし、まして失礼ながら、お前さんのような水呑……じゃねえ、
水の出端《でばな》の若い人と違って、相当の年配になれば誰だって貧乏すらあな、その....