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水も漏らさぬ
「水も漏らさぬ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
水も漏らさぬの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
忍び警備、隠れ警備の三手に分かれた町奉行配下の、与力同心小者総動員による警備隊が
水も漏らさぬ警衛網を張りめぐらして、しかも御成門《おなりもん》から増上寺に至るま....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
ろに眼を持たない人間である限り、この驚きは当然に見えた。
三道それぞれな所に、
水も漏らさぬ前衛の備えを固めていただけに、なんの予報もなく、この中核部で、いきな....
「三国志」より 著者:吉川英治
立って、賊の宛城の運命を、かく卜った。 朱雋軍六万は、宛城の周囲をとりまいて、
水も漏らさぬ布陣を詰めた。 賊軍は、 「やぶれかぶれ」の策を選んだか、連日、城....
「三国志」より 著者:吉川英治
戦気を帯びて、三軍の先鋒に立ち、一路|樊川へ猛進した。 樊城の包囲は完成した。
水も漏らさぬ布陣である。関羽はその中軍に坐し、夜中ひんぴんと報じてくる注進を聞い....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
のを断乎追いしりぞけ、そのほかの道でも、密輸の糧米をたえず抑えている。ほとんど、
水も漏らさぬほど完封してあるのに、これが敵兵に何の痛手もないとあっては一大事じゃ....