水主[語句情報] » 水主

「水主〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

水主の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
、ちっとばかり荒れますよ」 船頭はこう言って乗客の不安を抑えておいて、一方には水主《かこ》の方へ向って、 「やい、つかせてやれ、開いちゃ悪いぜ、まきり直して乗....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
貰っていて、常には藩地の三津《みつ》の浜というに妻子と共に住まっている。その下に水主《かこ》というものがある。これは藩地の海岸や島方などから、一定の期限があって....
怪しの者」より 著者:国枝史郎
二度目にこの男と逢いましたのは、それから三日後のことでありまして、名古屋お城下は水主町、尾張様御用の船大工の棟梁、持田という苗字を許されている八郎右衛門というお....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
二十三人の人間が乗っていた。 伊豆七島へ差しおくる囚人が七人。役人は、御船手、水主《かこ》同心|森田三之丞《もりたさんのじょう》以下五人。 乗組のほうは、船....