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水加減
「水加減〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
水加減の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「外米と農民」より 著者:黒島伝治
なにしろ、外米はつめたくなると一そうパラつくのである。 前夜から洗っておいて、
水加減を多くし、トロ火でやわらかくそしてふきこぼれないようにたいてみた。 小豆....
「おりき」より 著者:三好十郎
みなら、わしが行って来やすから。 百姓 なにさ、俺あ、ついでに川っぷちのタンボの
水加減見て来なきゃなんねから……お前はそこで休んでいな。 女 水、おとすんかい?....
「握り寿司の名人」より 著者:北大路魯山人
懐疑の念を抱かざるを得ない。 しかし、寿司はよき飯あっての寿司だといえる。飯の
水加減が悪かったりすれば、結果は寿司になるべき第一義が失われる。うなぎ屋の飯、寿....
「料理一夕話」より 著者:北大路魯山人
米の持っているすべての内容を、充分に発揮させようとしないのだ。要は知らんからだ。
水加減、火加減はするが、肝心かなめの時に、ほかの用事をしたりして、米を腑抜けにし....
「料理する心」より 著者:北大路魯山人
が技術上の命の綱でありまして、料理人の腕なのです。 煮加減、焼き加減、塩加減、
水加減、火加減と、加減の大事が次々とかぎりなくあります。料理を殺すも生かすも、技....