水子[語句情報] » 水子

「水子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

水子の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
邪宗門」より 著者:芥川竜之介
しげな口ぶりで、 「何が居ったと申す事は、予自身にもしかとはわからぬ。予はただ、水子《みずご》ほどの怪しげなものが、幾つとなく群って、姫君の身のまわりに蠢《うご....
本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
ん》がノッソリ現われると、間もなく吉岡将軍の髯面《ひげづら》がヌッと出て来る。衣水子、木川子など、いずれも勇気|勃々《ぼつぼつ》、雨が降ろうが火が降ろうが、そん....
浮雲」より 著者:二葉亭四迷
分疏《いいわけ》に至るまで、凡《およ》そ偶然に懐《むね》に浮んだ事は、月足らずの水子《みずこ》思想、まだ完成《まとまっ》ていなかろうがどうだろうがそんな事に頓着....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
父名允成、母川崎氏、寛政六年|甲寅三月七日、三歳而夭、俗名逸」とあるのも、「曇華水子、文化八年|辛未閏二月十四日」とあるのも、並に皆允成の女である。その二には「....
本所両国」より 著者:芥川竜之介
た。が、今は墓石は勿論、墓をめぐった鉄柵にもすさまじい火の痕は残っている。僕は「水子塚」の前を曲り、京伝の墓の前へたどり着いた。京伝の墓も京山の墓と一しょにやは....