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水師
「水師〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
水師の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
日本を衝く説は良策であったに相違ない。当時朝鮮海峡に於ても日本の水軍は屡々朝鮮の
水師に敗れ、なかなかの苦戦をして居る。今|若し優秀強大な艦隊が朝鮮海峡に制海権を....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
にあらわれたということ以外に、くわしいことはだれにもわからない。ましてアメリカの
水師提督ペリイが四|艘の軍艦を率いて、初めて日本に到着したなぞとは、知りようもな....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
なら、艦隊の威力によっても目的を達するに必要な行動を取るであろうというような英国
水師提督を横浜の方へ控えている時で、この留守役はかなり重い。尾州藩主は水戸慶篤と....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
からアメリカの軍艦へ向けていわれもなく鉄砲を打ちかけたことが二度もある。合衆国の
水師提督アームストロングは憤って、広東の港口にある四か所の砲台を破壊した。それも....
「惜別」より 著者:太宰治
、いまでもあざやかに記憶に残っているが、時事の画片としては、やはり、旅順港封鎖、
水師営会見、奉天入城など、日露戦争の画面が圧倒的に多かった。そうして、私たち学生....
「鴉片を喫む美少年」より 著者:国枝史郎
った。 「エリオットはどっちのエリオットなのです?」 そう僕は訊いて見た。 「
水師提督の方のエリオットです」
水師提督エリオットは、この上海の英国領事の、も....
「モルガンお雪」より 著者:長谷川時雨
を認《したた》めてよこしたといった。 日清《にっしん》戦争がはじまってからも、
水師提督はおしかさんを忘れなかったのだということを、お安さんは知っていたという。....
「三国志」より 著者:吉川英治
て祭壇のある一房へ籠った。伏犠神農の霊に祷り、ひれ伏すこと一刻、占うこと三度、地
水師の卦を得た。 もう夜に入っていたが、ふたたび君前へもどって卦を披露に出ると....