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「水洗式〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

水洗式の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
一足お先に」より 著者:夢野久作
それから正面に三つ並んでいる大便所を、一つ一つに開いてみましたが、あの一番左側の水洗式の壺の中に、キルクの栓が一個浮いているのを見逃しませんでした。マッチを擦っ....
絶縁体」より 著者:豊島与志雄
だ大して経たないうちに、困ったことになった。 近所の一区劃だけ合同して、便所を水洗式に改造しようとの議が起った。これは当局からも奨励されたことであり、某請負人....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
ニズムにも関係がない。水道が出たり電燈がついたりするのがフシギなぐらいで、便所は水洗式ではなく、例の関西風にフタをのッけておくという式のものだ。庭なども二十坪ぐ....
明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
フグが危いなんて、とんでもない」 「イヤ。東京には腐ったワラジもないし、君の店は水洗式で人糞もないから、残念ながら辞退いたそう」 平あやまりにあやまって、虎口....