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水涯
「水涯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
水涯の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「観画談」より 著者:幸田露伴
しい友人に告げた。病気はすべて治った。が、再び学窓にその人は見われなかった。山間
水涯に姓名を埋めて、平凡人となり了するつもりに料簡をつけたのであろう。或人は某地....
「なかじきり」より 著者:森鴎外
みずから任じたこともない。ただ、暫留の地がたまたま田園なりしゆえに耕し、たまたま
水涯なりしゆえに釣ったごときものである。つづめていえばわたくしは終始ヂレッタンチ....
「黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
しの群れこそ見えないが、里の小川の俤を偲ばせて、静に山の影を浮べている。岩の多い
水涯の湿地には、色丹草の群落が恰も苔でも蒸したかと想われるほどに密生して、黄に紅....