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水涸
「水涸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
水涸の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「眉かくしの霊」より 著者:泉鏡花
細も分かった。……池は、樹の根に樋を伏せて裏の川から引くのだが、一年に一二度ずつ
水涸れがあって、池の水が干ようとする。鯉も鮒も、一処へ固まって、泡を立てて弱るの....
「雪中富士登山記」より 著者:小島烏水
捨てて行った手拭は、板のように硬くシャチ張っている。 一同は杖に倚《よ》って、
水涸れの富士川を瞰下《みおろ》しながら、しばらく息を吐く。 四 雪....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
一代の雄風、大倭に冠たり) 可惜柴亡豊亦滅(惜しむべし柴亡び豊また滅びぬ) 荒池
水涸緑莎多(荒池、水|涸《か》れて緑莎のみ多し) 清人 王治本 これを作っ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ることはできまい」 豊年には、水分川の水のとどく限りな領下から貢税をとりあげ、
水涸れには、素知らぬ顔でいいものか。 いやそのため、楠木家では、山田申楽を勧請....