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「水漬け〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

水漬けの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
も夏のものである。 百人一首の一人、中納言|朝忠卿は干瓜を山のごとくに積んで、水漬けの飯をしたたかに食って人をおどろかしたと云うが、その干瓜というのは、かの雷....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
た。 そんなことがもう一度あった。 怪異は飽くまで怪異としても、そうたびたび水漬けにされたんでは、第一靴がたまらない。それに、この神秘の底を掘り下げなければ....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
政宗がディオゴ・デ・ガルバリヨというバテレンはじめ九名の信徒を氷のはった広瀬川へ水漬けにして処刑したのは一風変った処刑として名高い話。政宗だけがそうではないのだ....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
のは、 信濃なる木曾の御料に汁 かけて ただ一と口に九郎判官 とか、 宇治川を水漬けにして掻き渡る 木曾の御料を九郎判官 といった類のすこぶる下手な地ぐち調....