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「水産講習所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

水産講習所の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
職工と微笑」より 著者:松永延造
まされよう。だが其れに間違いがあろうか。大体の事を話せば、子息の方は今迄何処かの水産講習所や臨海実験場へ行って居たのであるが、最近に海岸の漁師達と知り合いになっ....
自叙伝」より 著者:大杉栄
次の年には、みんな無事に中学校を終えて、僕と島田とは外国語学校に、登坂と田中とは水産講習所に、谷は商船学校に、みなかなりの好成績ではいった。 谷は今郵船の船長....
爆弾太平記」より 著者:夢野久作
情の翻覆波瀾に似たり」 だろう……お得意の詩吟はどうしたい。ハハハハ。お互いに水産講習所時代は面白かったナア……。 ウン面白かった。 しかし君は途中で法律....
」より 著者:寺田寅彦
きな盥を浮かべて船の代わりにしたものであるが、いろいろの観測に必要だというので、水産講習所へ頼んで造ってもらったものである。池につないでおくと、たぶん職人か土方....
太平洋魔城」より 著者:海野十三
。しかし太刀川には、なぜそんなことが起るのか、よくわからなかった。そもそも彼は、水産講習所を卒業後、学校に残って研究をつづけていた若き海洋学者であって、海の学問....
無人島に生きる十六人」より 著者:須川邦彦
多くの艱難辛苦をなめて、漁業には、りっぱな体験をもった人々。 二名の練習生は、水産講習所出身で、これから、海上の実習と研究とをつんで、将来は、水産日本に大きな....
吊籠と月光と」より 著者:牧野信一
間もなく互いの和議を持って諒解《りょうかい》した。――二人が学校を出て(七郎丸は水産講習所)間もない頃の、印象の鮮やかな僕の記憶である。何でも、その晩は、二人と....
飛沙魚」より 著者:佐藤垢石
に朝早く眼をさますが、彼らは一体夜の何時頃に寝につくのであるかと考えて、さきごろ水産講習所教授殖田三郎さんと共に、相模川の支流の串川へ視察に行ったことがある。殖....
指導者としての寺田先生」より 著者:中谷宇吉郎
の間に、先生の仕事を手伝った主な題目は火花放電の研究であった。ずっと以前、先生が水産講習所へ実験の指導に行っておられた頃の話であるが、その実験室にあったありふれ....
山椒魚」より 著者:北大路魯山人
の話を思い出し、その伝でやってみた。 震災前のことだから、大分古い話になるが、水産講習所の所長をしておられた伊谷二郎という人が、山椒魚を三匹手に入れたというの....
日本の頭脳調べ」より 著者:戸坂潤
学者には寺尾新氏や西村真琴氏など、随筆家や本職のジャーナリストがいる。寺尾博士(水産講習所)の随筆は、之まであまり認められていないが、良質なものである。産業とい....