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氷期
「氷期〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
氷期の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「動かぬ鯨群」より 著者:大阪圭吉
れから、もう一年の月日が流れている。 根室の港には、やがてまた押し迫って来る結
氷期を前にして、漁期末の慌しさが訪れていた。 「どかんと一発撃てば、それでもう、....
「ズラかった信吉」より 著者:宮本百合子
人夫の経験のあるのが、材木をドシドシ氷結したアムグーン川へころがし込んだ。春、解
氷期になると、ロシアじゅうの川は気ぜわしく泡立ちながら氾濫する。今こうやって氷の....
「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」より 著者:宮本百合子
農村を主題とする文学作品、ショーロホフの「静かなドン」にしろ、ゴルブーノフの「解
氷期」にしろ、「村娘」「農村通信員の手記」「貧農組合」「コサック村」、すべて「ラ....
「海豹島」より 著者:久生十蘭
になっているので、氷を穿って始末したかと考えるのは無意義だし、砂浜に埋めれば、解
氷期の潮力の作用で、春先になって、ぽっかりと海面に浮かびだす危険がある。要するに....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
日本領内に亡命した。で、農作は絶え、畜産は滅び、食糧には窮乏して来た。従って、結
氷期にでもなると、幌内川を挙って南下しかねないという。橇を駆ってだ。それで敷香で....