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氷河
「氷河〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
氷河の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
はないかといっている。そうしてそこは、揚子江、黄河、メーコン三大河の水源をなし、
氷河と烈風と峻険《しゅんけん》と雪崩《なだれ》とが、まだ天地|開闢《かいびゃく》....
「第五氷河期」より 著者:海野十三
氷河狂の老博士 「
氷河狂」といえば、誰も知らない者はない北見徹太郎博士は、ついに....
「予報省告示」より 著者:海野十三
目下のところ予報資料不足のため推定しがたい。 人暦一万八百年 地球は今や第五
氷河期の惨禍より脱するに至った。 気候は殆んど正常に復した。 氷は北緯五十度....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
した。そのために恐ろしいフィムブルの冬(Fimbul-Winter)が襲来して、
氷河と氷原がそれまでは人の住んでいた土地を覆い、氷を免れた部分では収穫はだんだん....
「三十年後の東京」より 著者:海野十三
ことは、むかしから一番面積のひろいものとして、よく人に知られていた。それはまるで
氷河のようにこちこちに固まった古い雪であったが、それさえこんどの暑さで両側からと....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
ls de Dios”の一帯。 二、北極にちかい、グリーンランドの中央部八千尺の
氷河地帯にあるといわれる、“|Ser‐mik‐Suah”の冥路の国。 三、支那青....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
手初めが“Ser-mik-suah”グリーンランド中部高原の北緯七十五度あたり、
氷河と峻険と猛風雪と酷寒、広茫数百の
氷河を擁する未踏地中のそのまた奥。そこに、字....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
ことは、むかしから一番面積のひろいものとして、よく人に知られていた。それはまるで
氷河のようにこちこちに固まった古い雪であったが、それさえこんどの暑さで両側からと....
「海底都市」より 著者:海野十三
ない。地上ではたびたび人類を始め生物が死に絶《た》えたことがある。少なくも三回の
氷河期や、回数のわからないほどの大洪水《だいこうずい》、おそろしい陥没地震《かん....
「雪魔」より 著者:海野十三
いったい何者だろうか。 そうだ、あれかも知れない。あれというのは、地球が四回
氷河期をむかえたが、その前にこの地上にすんでいた高等生物の子孫ではないかと思う。....
「氷河期の怪人」より 著者:海野十三
の中から出てきた人間だ」 「氷の中から出てきた人間?」 「そうだ。あのおそろしい
氷河期とたたかって、ついにうちかった人間だ。生きのこったのは、わしひとりだ」 ....
「宇宙の迷子」より 著者:海野十三
いわくな空中塵になやまされなければならなかった。ある学者は、この空中塵が地球上に
氷河時代を出現せしめるであろうし、そのために人類はみな死滅するであろうと予告した....
「橋」より 著者:池谷信三郎
にこんなのがあります。二人の相愛の恋人が、山登りをして、女が足を滑らせ、底知れぬ
氷河の割目に落ちこんでしまったのです。男は無限の憂愁と誠意を黒い衣に包んで、その....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
アムステルダム島は、わが右舷のかたに当たって見える――島は火山岩の凹凸線をなし、
氷河を現出している白い地層線と交叉しているのである。一直線にしても優に九百マイル....
「一ノ倉沢正面の登攀」より 著者:小川登喜男
い二人のために二、三度確保したりする。雪渓の最後は巨大な雪塊が群立ち、写真で見る
氷河の感を与えて自分たちを喜ばす。この小さいセラックスのような間を抜け出て、よう....