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氷海
「氷海〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
氷海の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
の民族が現存している。たとえばブリントン博士(Du. Brinton)は、北米の
氷海海岸に住むエスキモーが、世界の起源ということについて未だかつて考え及んだこと....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
吹雪があって積ったやつが、氷河のうえに固まって乗っているんだ。あいつが動きだすと
氷海嘯というのになる。危険だ。ケプナラ君に避難をいってくれ給え」 と、その日の....
「大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
譚」を発表し、 菊池幽芳は、「大宝窟」「二人女王」を書き、 幸田露伴は、「大
氷海」を、 桜井鴎村は、「三勇少年」「朽木舟」「決死少年」を、 そして、 ....
「北氷洋の氷の割れる音」より 著者:寺田寅彦
一九三二年の夏の間に、シベリアの北の
氷海を一|艘のあまり大きくない汽船が一隊の科学者の探険隊を載せて、時々行く手をふ....
「空想日録」より 著者:寺田寅彦
の中に、一頭の白熊を射殺し、その子を生け捕る光景が記録されている。 果てもない
氷海を張りつめた流氷のモザイクの一片に乗っかって親子連れの白熊が不思議そうにこっ....
「吹雪のユンクフラウ」より 著者:野上豊一郎
に仰ぐようになってるのである。 アイガーヴァントのトンネルの先はアイスメーア(
氷海、三一六〇米)の停車場で、此処でまた五分間停車。第三回の乗換で、また別の車に....
「紅毛傾城」より 著者:小栗虫太郎
島ラショワ島を擬しているのであろうか。ああ、どうしてのこと、熱沙の中から、所在を
氷海の一孤島に移しているのであろうか。 私も、読み終わると同時に、しばらくの間....
「フランケンシュタイン」より 著者:シェリーメアリー・ウォルストンクラフト
する威丈高になった声を、自分でみずから、叩き伏せるようにして抑えた。そこで、例の
氷海に出かけてからというものは、以前に比べて、私の態度はずっと穏かになり、おちつ....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
け声もきかれようという。右行左行するものは遊子粋客にあらざれば、偽装いかめしい|
氷海の見物客《メール・ド・グラス》ばかり、かいがいしい登山者は町はずれででもなけ....