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江
「江〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
江の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「英雄の器」より 著者:芥川竜之介
「しかし、英雄の器《うつわ》じゃありません。その証拠は、やはり今日の戦ですな。烏
江《うこう》に追いつめられた時の楚の軍は、たった二十八騎です。雲霞《うんか》のよ....
「開化の良人」より 著者:芥川竜之介
で愁嘆場《しゅうたんば》を出している所です。これを見ると一層あの時代が、――あの
江戸とも東京ともつかない、夜と昼とを一つにしたような時代が、ありありと眼の前に浮....
「神神の微笑」より 著者:芥川竜之介
に、清い天《あま》の川《がわ》の瀬音《せおと》でした。支那の黄河《こうが》や揚子
江《ようすこう》に似た、銀河《ぎんが》の浪音ではなかったのです。しかし私は歌の事....
「彼 第二」より 著者:芥川竜之介
は僕じゃない。世界中の人間が損をしたんだ。」
僕等はもう船の灯《ひ》の多い黄浦
江《こうほこう》の岸を歩いていた。彼はちょっと歩みをとめ、顋《あご》で「見ろ」と....
「或敵打の話」より 著者:芥川竜之介
と云う嫡子《ちゃくし》があった。求馬は早速|公《おおやけ》の許《ゆるし》を得て、
江越喜三郎《えごしきさぶろう》と云う若党と共に、当時の武士の習慣通り、敵打《かた....
「奇遇」より 著者:芥川竜之介
楚水《えんざんそすい》、蘇浙小観《そせつしょうかん》、北清《ほくしん》見聞録、長
江《ちょうこう》十年、観光紀游、征塵録《せいじんろく》、満洲、巴蜀《はしょく》、....
「金将軍」より 著者:芥川竜之介
か?
「大唐《もろこし》の軍将、戦艦《いくさぶね》一百七十艘を率《ひき》いて白村
江《はくそんこう》(朝鮮《ちょうせん》忠清道《ちゅうせいどう》舒川県《じょせんけ....
「煙管」より 著者:芥川竜之介
一
加州《かしゅう》石川|郡《ごおり》金沢城の城主、前田|斉広《なりひろ》は、参覲中《さんきんちゅう》、
江戸城の本丸《ほんまる》へ登城《とじょう》する毎に、必ず愛用の煙管《きせる》を持....
「或日の大石内蔵助」より 著者:芥川竜之介
―いや、そう云えば、面白い話がございました。我々が吉良《きら》殿を討取って以来、
江戸中に何かと仇討《あだうち》じみた事が流行《はや》るそうでございます。」
「は....
「大川の水」より 著者:芥川竜之介
ょ》といい、業平《なりひら》という、武蔵野《むさしの》の昔は知らず、遠くは多くの
江戸|浄瑠璃《じょうるり》作者、近くは河竹|黙阿弥《もくあみ》翁《おう》が、浅草....
「魚河岸」より 著者:芥川竜之介
通りを、日本橋《にほんばし》の方へ歩いて行った。
露柴は生《き》っ粋《すい》の
江戸《えど》っ児《こ》だった。曾祖父《そうそふ》は蜀山《しょくさん》や文晁《ぶん....
「江口渙氏の事」より 著者:芥川竜之介
江口は決して所謂快男児ではない。もっと複雑な、もっと陰影に富んだ性格の所有者だ。....
「久保田万太郎氏」より 著者:芥川竜之介
僕の知れる
江戸っ児中、文壇に縁あるものを尋ぬれば第一に後藤末雄君、第二に辻潤君、第三に久保....
「初雪」より 著者:秋田滋
のうえにぽっかり浮び、樅の木に蔽われたその島の背を二つ見せている。 この広い入
江のほとりや、カンヌの町を三方から囲んで屹立している高い山々に沿うて、数知れず建....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
コラスに加護をねがいながら、横断したものだ。そこの東側の岸にくいこんでいる広い入
江の奥に、小さな市場か田舎の港といったような町があり、ある人たちはグリーンズバラ....