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江戸払
「江戸払〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
江戸払の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
を与えし罪軽からずとなして極刑の斬罪《ざんざい》、旧罪をあばかれた小田切久之進の
江戸払いは当然のことでしたが、ふたりの姉妹たちのうえには、人を騒がした罪は憎しと....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
出して来たのがもとで、こんな騒ぎを仕出来したんですから、遠島にもなるべきところを
江戸払いで軽く済みました。そうして、もう一度旅へ出るつもりで江戸をはなれますと、....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
日に白書院で開いた閣老の会議では、酒井|讃岐守忠勝《さぬきのかみただかつ》が浪人
江戸払のことを発議し、阿部豊後守忠秋の反対論でその詮議は熄《や》んだが、その翌日....
「早耳三次捕物聞書」より 著者:林不忘
しまった。重敲《じゅうたたき》というから百の笞《むち》、その上伝馬町御牢門前から
江戸払いに突っ放された。 文久二年の話である。....
「向嶋」より 著者:永井荷風
うべきである。 『江頭百詠』は静軒が天保八年『江戸繁昌記』のために罪を獲《え》て
江戸払《えどばらい》となってから諸方に流浪し、十三年の後隅田川のほとりなる知人某....