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江月
「江月〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
江月の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
明月、潮《うしほ》と共に生ず ゑんゑんとして波に随ふ千万里 何《いづ》れの処か春
江月明なからん 江流ゑんてんとして芳《はう》てんをめぐる 月は花林を照して皆|霰....
「向嶋」より 著者:永井荷風
かし服部南郭《はっとりなんかく》が一夜|月明《げつめい》に隅田川を下り「金竜山畔
江月浮《きんりゅうさんはんにこうげつうく》」の名吟を世に残してより、明治に至るま....
「良寛様の書」より 著者:北大路魯山人
時代にさえ、大徳寺には春屋禅師のような上品な、至純な、非凡的能筆が生まれており、
江月和尚のように味と見識を兼備えた調子のいや高いものも存在している。私は良寛様の....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
狽して、如何に申し開くべきかに迷ったが、沢庵はこれを見兼ねて自ら筆を採り、玉室、
江月、沢庵の連署を以って、此の度の出世は寺法先規に従ったまでで、決して違法には非....