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池袋
「池袋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
池袋の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
なく、近いところでも新宿のあたりらしい。今度は横浜、川崎もやられたらしい。渋谷―
池袋間も不通。ヨコスカ線は大塚から出ているらしい。桜木町附近相当被害ありし模様。....
「鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
本欄の各項はそれぞれ小さい文字で埋《うま》っていた。 “――省線山手線内廻り線の
池袋駅停り電車が、同駅ホーム停車中、四輌目客車内に、人事不省《じんじふせい》の青....
「獄中生活」より 著者:堺利彦
るのだ。 予はそれより諸友人に擁せられて野と畑との緑を分け、朝風に吹かれながら
池袋の停車場に来た。プラットフォームに立ちて監獄を顧み、指点して諸友人と語るとき....
「池袋の怪」より 著者:岡本綺堂
で、ただ不思議不思議と云い暮して日を経る中に、ある者の説に曰く、昔からの伝説に、
池袋村(北豊島郡)の女を下女に雇うと、不思議にもその家に種々の怪異がある。これは....
「裏切り」より 著者:坂口安吾
かし勇気リンリン武者ぶるいをして戦線についたわけです。 その日の午後二時前後に
池袋の某金融金庫をでて練馬方面へ向う自動車があったのです。この車に二千万円の現金....
「私の活動写真傍観史」より 著者:伊丹万作
ヴィクトル・クマラとかいう人の演技はいまだに強い印象を残している。やはりそのころ
池袋の平和館へ何かむしかえしの外国物(「ジゴマ」の再上映?)を見に行つたことがあ....
「光は影を」より 著者:岸田国士
、そのお友達が早稲田の建築科の学生なのよ」 「どこだい、その家は?」 「なんでも
池袋の方らしいわ。詳しく知らないけど……。この頃、急に、学校でもそういう仲間がで....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
今日では埼玉県入間郡|高麗村ですが、昔は武蔵の国の高麗郡であり、高麗村でありました。東京からそこへ行くには
池袋駅から西武電車の飯能行きで終点まで行き、吾野行きに乗りかえ(同じ西武電車だが....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
、つい「かげらふ」なぞと誤りやすいほど、日本古来のカナヅカイはヤッカイなものだ。
池袋から赤羽へ行く省線に「十条」という駅がある。この駅名はカナ書き時代「でうでう....
「詩語としての日本語」より 著者:折口信夫
を作ることに止らせた。それに、当時の伝道文学者がそうであった様に――和歌に於ける
池袋清風も同様――日本語を以て、西洋の、殊に信仰生活を、日本化して表そうとした矛....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
。殊に一番人気のある信乃を主役として五犬士の活躍するは、大塚を本舞台として巣鴨・
池袋・滝の川・王子・本郷に跨がる半円帯で、我々郊外生活者の遊歩区域が即ち『八犬伝....
「江戸の化物」より 著者:岡本綺堂
池袋の女 江戸の代表的怪談といえば、まず第一に
池袋の女というものを挙げなければ....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
事件に連坐した。我々は建設者同盟をつくり、その指導者とも云う可き北沢新次郎教授が
池袋に住んでいたので、その裏に同盟本部を設置して社会主義学生の共同生活が行われた....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
。建設者同盟は「本同盟は最も合理的な新生活の建設を期す」という文句を綱領として、
池袋の北沢教授宅の隣りに本部を置き、雑誌“建設者”を発行、盛んに活動した。 池....
「最初の印象」より 著者:大倉燁子
江戸川先生に始めてお目にかかったのはもう二十年近くも前のことです。
池袋のお宅のお座敷で、先生をお待ちする間、私の心は好奇心と不安が交錯していました....