決り文句[語句情報] »
決り文句
「決り文句〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
決り文句の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
不孝をお許し下され度、生きて添われぬ二人に候えば死出の旅路へ急ぎ候、というような
決り文句は一字も書いてはなくて、只二人の身元だけを書き流しにしるした型破りの書置....
「黴」より 著者:徳田秋声
そっちこっちへ手紙を出すのを仕事にしている女は、笹村のところへもどうかすると
決り文句の手紙を男名で書いた。それがお銀の目にも触れた。それでなくとも、外から帰....
「神楽坂」より 著者:矢田津世子
へまぎれこんで、おっ母さんを見失ったこともある。「何んか買うてよう」とねだれば、
決り文句のように「また、あとでねえ」と宥められる。その「あとで」をあてにして次の....