» 決定権

「決定権〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

決定権の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
科学と科学の観念」より 著者:戸坂潤
門家の上からの指令で決まるのではなくて、一般世間人の良識が夫に対して発言権、否、決定権をさえ有っている、ということになるだろう。多くの反対もあると思うが、私はと....
海に生くる人々」より 著者:葉山嘉樹
ら船長に対してやるべきものか、それが問題だね」と小倉は言った。 「もちろんそれは決定権を持っている船長との最初で最後の交渉にならねばならんだろう」藤原が答えた。....
公のことと私のこと」より 著者:宮本百合子
「公衆」というとき、それは個々の「私」が幾千幾万と、より集った、最も実力のある、決定権をもったものとして、見られています。ところが日本ではどうでしょうか。 「公....
幸福の建設」より 著者:宮本百合子
達が耕し自分達が働きつくり、自分達がそれを売り捌く。そして自分達が自分達の政治の決定権を最後までもってゆきたいという人達の社会です。ですから、アメリカにおける民....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
の変革をチャンスとして政府は従来の用紙割当委員会さえも無視して、ただ一人の長官が決定権をもつ用紙割当事務庁というものを創設しようとしている。世論は当然反対し、ひ....
政治と作家の現実」より 著者:宮本百合子
感じられるにせよ、ソヴェト社会は、その構成と運行の基本をフロイド風の「無意識」の決定権にゆだねているのではないのだから、作品もリアリティーにおいて分裂し失敗して....
能とは何か」より 著者:夢野久作
その他に就いて、他流の主演者、助演者、狂言方、囃方等との極めて面倒な交渉の最後の決定権を握るほかに、流儀内の素人、玄人を通じて来る芸道上の質問その他に就いて最後....