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「決算報告〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

決算報告の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
」より 著者:島崎藤村
っていることの出来ない人であった。彼は今、郷里の銀行で、重要な役目を勤めている。決算報告の期日も既に近づいている。 車中の退屈|凌ぎに、お種は窓から買取った菓....
足迹」より 著者:徳田秋声
に紙入れを出さすと、余所行きの羽織を引っかけて、ぶらりと女をつれ出した。 暮の決算報告などに忙しい時期であったが、叔父は会社の方もあまり顔出ししなかった。出に....
道徳の観念」より 著者:戸坂潤
自身の拠り処であったのだが、この観念論的倫理思想は近代ブルジョア倫理学によって、決算報告を受け取ったという形であるし、それだけではなく、このブルジョア倫理学の崩....
道標」より 著者:宮本百合子
から八分を得ようとするのは合理的で世界共通の当然のことなんだから、労働者に、その決算報告を公開して、それでも承知しないんなら、労働者の方がわるいんだ、と云うと、....
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
に完成を見るに至りました事を厚く御礼申上ます。御通告申上ましたように、詳細は後日決算報告を御手元へ伝記と共に、差上る事になっておりますので、ここでは荒方工事の報....
イズムの功過」より 著者:夏目漱石
小さな人間として軽便《けいべん》だからである。 この意味においてイズムは会社の決算報告に比較すべきものである。更に生徒の学年成績に匹敵《ひってき》すべきもので....
ロンドン一九二九年」より 著者:宮本百合子
ぱだかになって見せないじゃあ駄目だ。組合を認めて、代表を出させて、年に一遍正直な決算報告書《アカウントビル》を見せるんだ。普通の金利七八分の配当を得ようとするの....
ソヴェト文壇の現状」より 著者:宮本百合子
生産能力を高めつつあった。 ソヴェトでは、十月が経済年度のかわりめだ。前年度の決算報告が『プラウダ』(党機関紙)『イズヴェスチア』に出る。つづいて、来年度の予....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
いと思っている。 ところで、新聞社の方は、殆んど毎日、自分の社に集まった義金の決算報告を出している。これによると、たとえば、『東京朝日』と『東京日日』とは、十....
」より 著者:犬田卯
書類の綴を引っ張り出して来て、彼は前年度、前々年度の予算表や、それに対照する収支決算報告書を丹念にしらべにかかった。 歳入出計二七・六三九、及び二七・八七七、....
俗臭」より 著者:織田作之助
に酒肴を出しても良いということになった。S銀行上本町支店から児子権右衛門預金元利決算報告書が来て、権右衛門の預金が百万円に達したことが分ったからである。 振袖....