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沖縄
「沖縄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
沖縄の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
げでゆっくり眠れた。しかし三日は名古屋方面に九十数機の来襲あり、また四日は台湾、
沖縄へ艦載機延べ五百機来襲。 ◯サイパンを爆砕したというのに、敵機はその直後にと....
「斜陽」より 著者:太宰治
には必ず勝つが、しかし、皆さんが軍の命令通りに仕事しなければ、作戦に支障を来し、
沖縄のような結果になる。必ず、言われただけの仕事は、やってほしい。それから、この....
「パンドラの匣」より 著者:太宰治
さでまわっていたのだ。欧洲に於いてはナチスの全滅、東洋に於いては比島決戦についで
沖縄決戦、米機の日本内地爆撃、僕には兵隊の作戦の事などほとんど何もわからぬが、し....
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
治四十三年の四月、桜の真盛りに、福岡市の洲崎お台場の空地(今の女専所在地)で九州
沖縄八県聯合の共進会があった。頗る大規模の博覧会同様のものであった上に、日露戦争....
「水の女」より 著者:折口信夫
言うた。「いづ」の古義は、思いがけない現出を言うようである。おなじ変若水信仰は、
沖縄諸島にも伝承せられている。源河節の「源河走河や。水か、湯か、潮か。源河みやら....
「最古日本の女性生活の根柢」より 著者:折口信夫
島々に定住した南島の人々を、すでに異郷人と考えだしていた。その南島定住者の後なる
沖縄諸島の人々の間の、現在亡びかけている民間伝承によって、わが万葉人あるいはそれ....
「現代忍術伝」より 著者:坂口安吾
っている。 ムリにもサルトルを酔いつぶそうというのだから、ジンだ、アブサンだ、
沖縄産アワモリだと強烈なアルコールを用意する。接待係りの婦人社員連、本当の目当は....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
りに用いられていたのだ。 潜水夫の最も優秀なるものはアラブ人で、これに次ぐ者は
沖縄人であるという。ペルシャ湾のアラビヤ沿岸が世界最良の真珠産地で、アラブ人は先....
「梟啼く」より 著者:杉田久女
。小中学校さえもない土地へ行くのである為め長兄は鹿児島の造士館へ、次兄は今迄通り
沖縄の中学へ残して出立する事になった。勿論新領土行きの為め父の官職や物質上の待遇....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
多かったそうだ。この島の海女は日本海の荒波にもまれて育っているから、寒気になれ、
沖縄の潜水夫が日本近海で随一の海士であるのと並んで最も優秀な海女であるという。志....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
い志摩の男女の生態とは全く相いれない。 私はむしろ風俗の主流をなしているものは
沖縄に似た部分が他の類似よりも多いのじゃないかと思ったが、これとても比較的なもの....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
そして、チャンポンが何より好きである。ブタの角煮もうまいけれども、あれはそもそも
沖縄のラフテとどっちが本家なのであろうか。全く同じ物である。 長崎の角煮はシッ....
「環礁」より 著者:中島敦
り慣れない手が独りでポツンポツンと爪弾《つまびき》していたような音だった)此処は
沖縄県人ばかりのための――従って、芝居は凡《すべ》て琉球の言葉で演ぜられる――劇....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
、北海道の行政区にあるにもかかわらず、ソビエトの占拠するところとなり、奄美大島、
沖縄諸島、小笠原、硫黄島等、これらのものは特別なる軍事占領が継続され、百数十万の....
「エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
である。もとエタと呼ばれ、現に特殊部落民として認められているものは、現在北海道と
沖縄県とを除いては、殆ど全国到る地方にあると言ってよい。北海道にも現にその筋のも....