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「沖縄県〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

沖縄県の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
環礁」より 著者:中島敦
り慣れない手が独りでポツンポツンと爪弾《つまびき》していたような音だった)此処は沖縄県人ばかりのための――従って、芝居は凡《すべ》て琉球の言葉で演ぜられる――劇....
屍体と民俗」より 著者:中山太郎
の起原である。それと同時に我国の各地に倒に歩く幽霊の出ると云う伝承の由来である。沖縄県の嶋々では近年まで、変死者を道の傍らに倒にして埋めたものである。 こうし....
本朝変態葬礼史」より 著者:中山太郎
らばたえず人馬の往来があるので、死霊が発散せぬよう踏み固めると信じたからである。沖縄県では近年まで変死者をこうして取扱ったもので、内地の各地に逆《さかさ》に歩く....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
議に分布が弘い。鹿児島ではトッシャゴまたはトッサゴ、南の境の宝島ではトビシッゴ、沖縄県でも本島はテインシャグ、またはチングサ、宮古島ではティンザク、八重山諸島で....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
比べて、住民の心の働きばかりが、一足前へ進んでいたということになるのかも知れぬ。沖縄県などは離れ島が多いから、やはりこういう標準語の欠乏から、地方限りの新語を多....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
形状の杵が生まれなかったら、蒸した糯米を潰して餅にすることはできない。従って現に沖縄県などでもそうしているように、モチはことごとく粉からこしらえなければならぬわ....
日本の伝説」より 著者:柳田国男
それを若宮八幡神社といっております。そうして御神体はもとはこの小石でありました。沖縄県などで今も村々の旧家で大切にしている石は、多くは海から上った石であります。....
エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
である。もとエタと呼ばれ、現に特殊部落民として認められているものは、現在北海道と沖縄県とを除いては、殆ど全国到る地方にあると言ってよい。北海道にも現にその筋のも....
私の青年時代」より 著者:山之口貘
れ、現在は米国の極東基地として、異民族の支配下にある一部の日本なのである。つまり沖縄県なのだ。ぼくはその沖縄県の那覇市の生れで、那覇市は戦前の県庁所在地、現在は....