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「沙中〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

沙中の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
》』にいわく、エチオピアに竜多く、頭に紅玉《カルブンクルス》を戴《いただ》き、金沙中に棲み、非常の大きさに成長し、口から烟状の毒臭気を吐く、定期に相集まり翼を生....
十二支考」より 著者:南方熊楠
、その成長した奴は世界でもっとも怖るべき物という。この蝮は平生頭のみ露わして体を沙中に埋め、その烈毒を憑《たの》んで猥《みだ》りに動ぜず。人畜近くに及び、わずか....
十二支考」より 著者:南方熊楠
て退陣事終って一同の所獲を頒《わか》つと察す。彼らまた水を求むるに敏《さと》く、沙中水もっとも多き所を速やかに発見し、手で沙《すな》を掘る事人のごとく、水深けば....
十二支考」より 著者:南方熊楠
と》りがたし、毎《つね》に身を以て松樹を摺《す》り脂を取って自ら潤し、しかる後に沙中に臥し沙を膏に附く。これを久しゅうして、その膚堅く厚くて重甲のごとし、帯甲猪....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
右のセンジュガンピの名の由来をきいてたちまち我が蒙の扉が啓らきくれ、あたかも珠を沙中に拾ったように喜んだ、同君の語るところによれば、それが享保十三年(1728)....