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沢村
「沢村〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
沢村の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「藤十郎の恋」より 著者:菊池寛
、美貌の若き俳優 中村四郎五郎 同じ座の立役 嵐三十郎 同上
沢村長十郎 同上 袖崎源次 同じ座の若女形 霧浪あふよ ....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
のは天保十三年の五月で、その翌年の五月、ちょうど満一年の後に、徳次は世田ヶ谷の北
沢村へ出かけました。そこには森厳寺という寺があって、その寺中に淡島明神の社があり....
「御萩と七種粥」より 著者:河上肇
博士と文学部の狩野博士で、時には法学部の佐々木博士、竹田博士、文学部の和辻博士、
沢村専太郎などいう人が加わったこともある。いつも朝から集って、夕暮時になるまで遊....
「空襲警報」より 著者:海野十三
襲隊の様子は、手にとるようにわかって来た。 防衛司令部からの命令で、志津村と谷
沢村との防空飛行隊に属する戦闘機○○機は、すでに翼を揃えて飛びだした。 ところ....
「陽炎座」より 著者:泉鏡花
……坂東あべ川 一………………………………市村しる粉 一………………………………
沢村さしみ 一………………………………中村 洋食 初日出揃い役者役人車輪に相勤....
「湯女の魂」より 著者:泉鏡花
思ったか、高島田に挿している銀の平打の簪、※が附いている、これは助高屋となった、
沢村|訥升の紋なんで、それをこのお小姓が、大層|贔屓にしたんだっさ。簪をぐいと抜....
「私の活動写真傍観史」より 著者:伊丹万作
、立花貞二郎などという名まえをこの館で覚えた。松山館では山崎長之輔、木下録三郎、
沢村四郎五郎、井上正夫、木下八百子などを覚えた。 西洋物では「名馬天馬」などと....
「血曼陀羅紙帳武士」より 著者:国枝史郎
を実行している頼母は、この時二十一歳であったが、前髪を立てていた。当時の若衆形、
沢村あやめに似ていると称された美貌は、月光の中で蒼褪めて見えた。 武士は、頼母....
「役者の一生」より 著者:折口信夫
一
沢村源之助の亡くなったのは昭和十一年の四月であったと思う。それから丁度一年経って....
「今戸狐」より 著者:小山内薫
これは狐か狸だろう、矢張、俳優だが、数年以前のこと、今の
沢村宗十郎氏の門弟で某という男が、或夏の晩|他所からの帰りが大分遅くなったので、....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
次も源之助も踏んだ。粂八はその舞台に乗り込んで、岩井米花、松本錦糸、市川寿美八、
沢村紀久八などという顔触れで、女芝居を興行していたのであった。わたしたちの招待日....
「源之助の一生」より 著者:岡本綺堂
田圃の太夫といわれた
沢村源之助も四月二十日を以て世を去った。舞台に於ける経歴は諸新聞雑誌に報道されて....
「オシラ神に関する二三の臆説」より 著者:喜田貞吉
。おそらく同君の郷里なる、陸中遠野あたりの物であろう。他の一つは羽前東田川郡立谷
沢村大字木ノ沢の、長南助右衛門氏方のオクナイ様で、同地の斎藤重作君が撮影して贈ら....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
しむ。 ○三月、守田座において市川左団次の丸橋忠弥初演、大好評。 ○四月、三代目
沢村田之助、再び脱疽のために残る片足を切断す。 ○六月、市村座六月興行の入場料は....
「雷門以北」より 著者:久保田万太郎
そうに立っている。どうみても東海道は戸塚あたりの安気な医者の住居位にしかみえない
沢村宗十郎君の文化住宅(窓にすだれをかけたのがよけいそう思わせるのである)を横に....