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河合武雄
「河合武雄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
河合武雄の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
ものが玄人の眼にも、だんだんに泌みて来たと見えて、その年の十二月、紫紅君は新派の
河合武雄君に頼まれて史劇「みだれ笹」一幕(市村座)を書いた。山岸荷葉君もこの年、....
「新版 放浪記」より 著者:林芙美子
いるのだろう、着崩れた着物の下から、何か仇《あだ》めいた匂いがして窶《やつ》れた
河合武雄と云ってもみたい女だった。その女と並んで、私の向う横に腰かけたつれの男は....
「印象」より 著者:宮本百合子
き筈だし、又、あらせ得ると思う。 真個の女の人が扮しているのだから、洋服でも、
河合武雄の着る洋服ではない型と味いとを見たい。 斯様な印象の後に来たので、「邯....
「生前身後の事」より 著者:中里介山
ったのだ、本郷座にも俳優といえば高田実があり、伊井蓉峯があり、藤沢浅次郎があり、
河合武雄があり、喜多村緑郎があり、深沢恒造がありその他門下|各々《おのおの》英材....
「役者の一生」より 著者:折口信夫
いた。そういう関係で源之助は写真のぽうずを自分で、取ることが得意だったのである。
河合武雄が最近亡くなったので、これで河合の芸風も消えるであろうが、この人は源之助....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
になったのは、もとより一人の力ではない。まえに言った藤沢や、高田や、伊井蓉峰や、
河合武雄や、喜多村緑郎や、そのほかにも幾多の功労者のあることは争われない事実であ....