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「河港〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

河港の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ケーテ・コルヴィッツの画業」より 著者:宮本百合子
レンスに去ったといわれている。 ケーテは、ケーニヒスベルクの生れた家で肖像だの河港に働く労働者の姿だのを描きはじめた。今まで鉛筆でだけ描いていたケーテは、筆を....
まえがき(『真実に生きた女性たち』)」より 著者:宮本百合子
・コルヴィッツの絵画の価値にしても、そうであると思う。彼女が、もしプレーゲル河の河港に働く正直な人々の生活に何の同感ももち得ない娘であったならば、どこに後年の親....
三国志」より 著者:吉川英治
それとなく関羽へ別れを告げた。 日をかさねて、関羽たちは、滑州(河南省・黄河の河港)の市城へはいった。 太守劉延は、弓槍の隊伍をつらねて、彼を街上に迎えて、....
三国志」より 著者:吉川英治
には敢て誰ひとり近づく者もなかった。 すると、いつのまにか近づいていた田舎町の河港の口から、十数艘の早舟の群れが扇なりに展開しながら近づいてきた。 近づくに....
三国志」より 著者:吉川英治
表には、親睦の使いととなえて、魯粛は、揚子江を遠く溯って行った。そして陸口城市の河港に近い風光明媚の地、臨江亭に盛大な会宴の準備をしながら、一面、呂蒙だの甘寧な....
『唯研ニュース』」より 著者:戸坂潤
っているのである。 佐渡へ渡る前に新潟を通った時、沼垂あたりから見える信濃川の河港や工場地帯や、新潟駅から万代橋を渡るモダーン植民地風の風景は、新潟を張り切っ....