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沸騰点
「沸騰点〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
沸騰点の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海に生くる人々」より 著者:葉山嘉樹
波浪の飛沫《ひまつ》と戦って、甲板を洗っていた。ホースの尖端《せんたん》からは、
沸騰点に近い熱湯がほとばしり出たが、それがデッキを五尺流れるうちには凍るのであっ....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
は零度以上の温度で行われたのであるが、パウルとプラルの方の実験の一部は液体空気の
沸騰点(零下一九五度)で行われた。そうしてスタフィロコッケン(Staphyloc....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
るのは燃え立つような名誉慾だ。その次には焦げ付くような芸術慾……その又ドン底には
沸騰点を突破した愛慾、兼、性慾と、この四つの慾望の徹底したものが一つに固まり合っ....
「太陽系統の滅亡」より 著者:木村小舟
論乙駁に、貴重の時間を空費して、何らの希望を認むる能わず、ただ人々の神経が、殆ど
沸騰点に上ったに過ぎぬ時その時、大天文台より急報じたる非常信号は、そも何事なるか....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
も説明が出来なかったという事でした」妻君「ヘイ、それはどういう訳でしょう。多分|
沸騰点《ふっとうてん》が違うからですね、先日の試験問題にもそういう事がありました....