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油坊主
「油坊主〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
油坊主の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
子が、笊をかゝえて採りに来る。楢茸、湿地茸、稀に紅茸、初茸は滅多になく、多いのが
油坊主と云う茸だ。一雨一雨に気は冷えて行く。田も林も日に/\色づいて行く。甘藷が....
「火星探険」より 著者:海野十三
した。助けられた者も、助けた者も、共に顔はまっ黒で、全身から油がしたたり、まるで
油坊主のようであった。 「……高度五百メートル、六百メートル。少し上昇していきま....
「十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
行ったものらしい。 「饒舌にしてわずらわし」――彼についてこう云われている。 「
油坊主」「蝉時雨」――などというような綽名さえ、彼にはあったということであるが、....