治世[語句情報] »
治世
「治世〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
治世の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「まざあ・ぐうす」より 著者:北原白秋
》つんだして、 「さよなら、さよなら、またいつか」 アアサア王 アアサア王の御
治世《ごじせい》じゃ、 アアサア王はよいかたで、 挽割麦《ひきわり》三斤《さんぎ....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
を授けた。彼は結婚の制を定め、国家の基礎を置き、また宗教を創設した。多年の賢明な
治世の後にハイムダルがある冬の日に永遠の眠りについたときに、始めに彼を人間界に載....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
あずかった政治家やたけき武士にとって茶室はありがたい休養所となった。十七世紀徳川
治世のきびしい儀式固守主義の発達した後は、茶室は芸術的精神と自由に交通する唯一の....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
時は随分行われたことであるから、これに対する用心も随《したが》って存したことで、
治世になっても身分のある武士が印籠《いんろう》の根付にウニコールを用いたり、緒締....
「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」より 著者:佐々木直次郎
ようとしたが、皆読むことができなかった。ダニエルが召されて、その文字を読み、王の
治世の終りと国の分裂とを示すのであると言った。その予言はその後間もなく実現された....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
は不案内だが、文明開化の御時世とはいえ、無理が通れば道理がひッこむ。いかな明君の
治世といえども、道理がみんな通るわけにはいかねえやな。氏族の長を奪うため、または....
「三甚内」より 著者:国枝史郎
古い太刀傷が印されている。 三 寛永といえば三代将軍徳川家光の
治世であったが、この頃三人の高名の賊が江戸市中を徘徊した。庄司甚内、勾坂甚内、飛....
「銅銭会事変」より 著者:国枝史郎
るも技一千数百年の星霜を経。僧侶数百の武に長じ、軍略剣法方術に達す。 康※帝の
治世に西蔵叛す。官軍ことごとく撃退さる。由って皇帝諸国に令し、賊滅するものを求め....
「二都物語」より 著者:佐々木直次郎
せて耕す鋤。 〔第四章 準備〕 ロイアル・ジョージ旅館 当時はジョージ三世の
治世であり、その名を屋号にした宿屋などが多かった。 カレー ドーヴァーの対岸に....
「南蛮秘話森右近丸」より 著者:国枝史郎
は云うものの、織田信長の管理している、京都の町の辻に立ち、その信長を攻撃し、その
治世を詈るとは! 驚いているのは群集である。 市女笠の女、指抜の若者、武士、....
「仇討姉妹笠」より 著者:国枝史郎
下ろしている。 「高麗郡の高麗家と同じように、荏原郡の荏原屋敷が、天智天皇様のご
治世に、高麗の国から移住して来た人々の、その首領を先祖にして、今日まで連綿と続い....
「ハイカラ考」より 著者:木村荘八
視しては考えられず、欧化そのものについて考える段になると、こんどは又、たちまち明
治世相史の全体がこれへのしかかって来る。その細末の小さなこと、例えば、洋服のカラ....
「国号の由来」より 著者:喜田貞吉
国号を以て、唐に交通した年代を知る上に須要なる文字であると信ずる。咸享は唐の高宗
治世の年号で、その元年は我が天智天皇の九年に当る。この際の遣使のこと日本紀に所見....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
ったのである。エリザベスの生命のうえに、国のいっさいの組織は依存している。彼女の
治世の最初の三十年間では彼女の死は旧教の君主への譲位を意味し、そうなれば必然政府....
「特殊部落の人口増殖」より 著者:喜田貞吉
いかなる状態であったか、普通民との増加率の比較いかがであったであろうか。 徳川
治世三百年間は、大体に於いて太平無事であったが故に、我が人口も必ず大いに増加した....