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法の精神
「法の精神〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
法の精神の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
婦は、完全に隔離された別室をもち、常に自由なる人生を樂しむであろう。そこでは新民
法の精神を生かした夫婦が新たなる社會生活の一單位となり、社會生活は東洋の高き個人....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
しむには足るまい。 子のあたま、ぶった柱へ尻をやり という川柳があるが、この
法の精神を説明し得たものといってもよかろう。 刑罰を正義の実現であるとする絶対....
「辞典」より 著者:戸坂潤
の分析による事物の分析である点に於て、概念分析的な論理であって、近代の科学的研究
法の精神と全く異っている。第二に夫は、従って又演繹の論理を中心とする点に於て、(....
「死刑囚最後の日」より 著者:豊島与志雄
。そのうえ両者は常に支持しあうものである。それを忘れてはいけない。『犯罪論』は『
法の精神』の上に接木《つぎき》されたものである。モンテスキューはベッカリアを生ん....
「S夫人への手紙」より 著者:岸田国士
社会生活の実態との関係に向けられたわけですが、そも/\、日本の現実の社会と、新憲
法の精神との間に、極めて不自然な開きがあるということを気づかぬものはひとりもいま....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
する直接的奨励の必然的結果に関するかくも適切な例証を試みたのちに、彼が、その著『
法の精神』の中で、ヨオロッパは今日なお人類の増殖に好都合な法律を必要とする状態に....
「嘘の効用」より 著者:末弘厳太郎
法』の中において、またドイツ社会学派の鼻祖 Jhering は不朽の大著『ローマ
法の精神』の中において、この事実を指摘しています。そうして幾多の実例を古代法律の....
「図書館法ついに通過せり」より 著者:中井正一
細な同情と協力を一つ一つ結集して、一つの大きな力として固め、そして、それを図書館
法の精神に集めなければならない。そしてそれが、おのずから予算の上ににじみ出て、青....
「小知恵にとらわれた現代の法律学」より 著者:末弘厳太郎
らぬ、というにあるのです。決して人情を無視していいとか、法の技術さえ心得ておれば
法の精神や理想については何も知らなくてもよろしい、裁判官は肉挽き器械のように自動....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
となって、資本家、企業家は生産制限をたくらんでおります。しかるに政府は、独占禁止
法の精神を無視して、その生産制限の要求を容認しております。その結果は物価のつり上....
「正義」より 著者:浜尾四郎
はじめている。 「清川、君は法律家でないから念の為に云っておくが、法律の精神、刑
法の精神に従えば、僕が被告の無罪を証明する義務はないのだぜ。反之《これにはんし》....
「捕物小説のむずかしさ」より 著者:野村胡堂
状態に変っている。例えば第二期の代表として、「動機を罰せずして行為を罰する」近代
法の精神を逆に、小説という名前に隠れて、私は「行為を罰せずして動機を罰しよう」と....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
ろん天皇直隷の国家の公民ではなく、実際上社会に勢力を有する程の身分であっても、国
法の精神から云えば立派に家人奴婢階級の賤民の徒であらねばならぬ。否ただに令制の精....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
各独立閉鎖堡とする。火力の相互援助協力に依り防禦力を発揮せんとするもので、面の戦
法の精神を遺憾なく発揮しているものであり、これが世界に於ける恐らく最初の意見では....
「随筆銭形平次」より 著者:野村胡堂
の官立大学は、お金のことというと、高利貸の如くやかましかったものである。 近代
法の精神は、行為を罰して動機を罰しないことになっている、が、我々が描くところの捕....