法家[語句情報] »
法家
「法家〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
法家の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
活動力であった。もし時の余裕があれば、道教がその時代の思想家、数学家、法律家、兵
法家、神秘家、錬金術家および後の江畔自然詩人らに及ぼした影響を注意して見るのも興....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
くなり、間もなく健やかな青春を取り戻すことが出来たのだからね。ねえ熊城君、君は刑
法家じゃないのだから、あるいは知らないかもしれないが、刑務所の建築様式によっては....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
欣々として駈け出そうとした老神主を静かに呼びとめると、早乙女主水之介なかなかに兵
法家でした。 「百姓共を悦ばすはよいが、十郎次と身共面識があるだけに、懲らしめる....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
墓中の人の出で来たりてわれと良人を争い、主婦の権力を争い、せっかく立てし教育の方
法家政の経綸をも争わんずる心地して、おのずから安からず覚ゆるなりけり。 水色の....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
であったことに人々は気付くだろう。実際、ヘーゲルやマルクス・レーニン等優れた弁証
法家は常に優れた批判家であったが、優れた批判家は天才的なパラドックスの発見者・ア....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
。一九三六年十一月一日から実施された思想犯保護観察法なるものがこの手本である。立
法家は之を少年保護法に準ずるものとしてその独創を誇っているが、例えば元帝大教授法....
「辞典」より 著者:戸坂潤
存在を運動に於て捉えようとする根本的な試みに於て、(彼自身の用語に反するが)弁証
法家の一人であったと見ることが出来る。そのオルガノンも存在に対するこの弁証法的な....
「変った話」より 著者:寺田寅彦
典叢書」の一冊として出版され我邦にも輸入されている。その巻頭に訳載されている「兵
法家アイネアス」を冬の夜長の催眠剤のつもりで読んでみた。読んでいるうちに実に意外....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
しい性質を帯びさせるものは、専断な理性でもなく、道徳および宗教の規範でもなく、立
法家および為政家でも、牧師および哲学者でもない。それは幾世紀もの不幸|艱難《かん....
「死刑囚最後の日」より 著者:豊島与志雄
いる。けれども、早まってはいけない。 実をいえば、死刑執行人はひどく恐れた。立
法家が人情や仁愛や進歩などを説くのを聞いた日、彼はもう万事だめだと思った。みじめ....
「織田信長」より 著者:坂口安吾
立ち働いた義昭の二人の重臣がいた。一人は正直者の和田惟政であり、一人はインテリ兵
法家明智十兵衛光秀であった。そして光秀は義昭の推挙によって信長の家来となった。 ....
「嘘の効用」より 著者:末弘厳太郎
ローマにおいてはきわめて古くから存在したようであるが、後のユスチニヤン法典中にも
法家パウルスの意見として Digestorum Lib. I. Tit. V. ....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
人の僧侶に対して二十五銭とか五十銭ずつとか施すので、そういう点にはチベットの大商
法家あるいは大地主あるいは官吏等の沢山財産ある者は思い切って布施金を出します。で....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
の宗教家に及ばずというも、この懸隔はひとり宗教家の間に存するのみならず、日本の商
法家は同一に西洋の商
法家に及ばず、日本の工業者は同一に西洋の工業者に及ばず、日本....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
なかった。我が大宝律では、雑戸が良民の子弟を養子とするを禁じているが、令に関する
法家の解釈では、通婚は差支えないとある。これは一般的に雑戸を解放して、平民と同じ....