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法院
「法院〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
法院の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「狂人日記」より 著者:秋田滋
彼は高等
法院長として、清廉な法官として世を去った。非の打ちどころのないその生涯は、フラン....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
し一は神に向い、他は人に向うのである。われ等が出発点に於て先ず訴えんとする最高の
法院は、人類に具わる所の理性である。われ等は理性を要求する。何となれば古代の聖者....
「寺内の奇人団」より 著者:淡島寒月
森の木を伐ったり、叢を刈ったりしたので、隠れ家を奪われたと見えて、幾匹かの狸が伝
法院の院代をしている人の家の縁の下に隠れて、そろそろ持前の悪戯を始めました。ちょ....
「諸国の玩具」より 著者:淡島寒月
一羽もいなくなった事がありました。奥山見世物の開山は椿岳で、明治四、五年の頃、伝
法院の庭で、土州山内容堂公の持っていられた眼鏡で、普仏戦争の五十枚続きの油画を覗....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
その頃は伊藤もまだ盛んであったから椿岳の財嚢もまたかなり豊からしかった。浅草の伝
法院へ度々融通したのが縁となって、その頃の伝
法院の住職唯我教信と懇ろにした。この....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
判所長の職と、ハットン未亡人とは、どちらも彼の手から逃げてしまった。だから、宮廷
法院の弁護官の椅子の予約で満足するの余儀ない有様だった――現在の収入に不満なかわ....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
また文明二年二月十四日には、寺門の下知として、五ヶ所以下の声聞士等が、伊勢から浄
法院その他へ運搬する金、水金その他の雑物の荷を押えて、在々所々にこれを落取したこ....
「特殊部落の人口増殖」より 著者:喜田貞吉
三年に至り、市内整理の為に右の六条河原に移ったのであったが、さらに正徳二年に、妙
法院に於いてこの地が入用とあって、妙
法院領七条お土居以南の高瀬川付近に地を点定し....
「雷門以北」より 著者:久保田万太郎
は」をもっていた理由でいろはの横町とも呼ばれた)――で、「でんぼん横町」とは「伝
法院横町」の謂、「ちんやの横町」とは文字通りちんやの横町の謂である。そういえば誰....
「出家とその弟子」より 著者:倉田百三
おゝ、仏さま、まどかなおわりを、あわれなものの恋のために! ――幕―― 場所 善
法院御坊 時 第五幕より十五年後 秋 人物 親鸞 ....
「思い出の記」より 著者:小泉節子
けで、ヘルンの気に入らなくなったのですが、以前からの関係もあり、又その後浅草の伝
法院の住職になった人と交際があった縁故から、その人を導師として瘤寺で式を営む事に....
「二都物語」より 著者:佐々木直次郎
帽子をひょいと頭にのっけて、外へ出た。彼は道を曲ってテムプルへ入り、そして、高等
法院|通と書館|通の鋪道を二囘ばかり歩調正しく歩いて元気を囘復してから、ストライ....
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
と新聞縦覧所と楊弓店と、更には大金と一直と草津とがある。独り老男老女に取っては伝
法院と一寸八分の観世音菩薩と淡島様とに彼の趣味を伴う。ここには説法と利生とあらた....
「ガリバー旅行記」より 著者:スウィフトジョナサン
臣のフリムナップ、それからまだあります、陸軍大将リムトック、侍従長ラルコン、高等
法院長バルマッフ、これらの人々が一しょになって、あなたを罪人にしようとして、弾劾....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
羅漢があるはず。楼下の左右には金剛力士の像が立っている。 仲店の中間、左側が伝
法院で、これは浅草寺の本坊である。庭がなかなか立派で、この構えを出ると、直ぐ裏は....