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泗
「泗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
泗の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
大慟して曰く、大事去る、吾輩万死、国を誤るの罪を贖うに足らずと。 五月、燕兵|
泗州に至る。守将|周景初降る。燕の師進んで淮に至る。盛庸防ぐ能わず、戦艦皆燕の獲....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
尾を掉《ふ》って吠えて人を静めた。帝病むに及びこの犬食せず、崩ずるに及び号呼|涕
泗《ていし》して疲瘠《ひせき》す。真宗|嗣《つ》ぎ立て即位式に先導せしむると鳴吠....
「岷山の隠士」より 著者:国枝史郎
の放浪は始まった。北は趙魏燕晋岐まで足を延ばした。商於を歴て洛陽に至った。南は淮
泗から会稽に入り、時に魯中に家を持ったりした。斉や魯の間を往来した。梁宋には永く....
「孔子」より 著者:和辻哲郎
篇とした。孔子はこれを弦歌して礼楽を起こした。 (十二) 孔子は死後、魯の城北の
泗のほとりに葬られた。弟子皆|喪に服すること三年、相訣れて去ろうとする時に非常に....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
師の助けをかりてひそかに江頭に舟を浮かべて脱れ出た。そうして弟子たちと共に蘇州黄
泗津の日本船に入った。大使は郡の官権の捜索を恐れて一度彼らを下船せしめたが、大伴....
「三国志」より 著者:吉川英治
きょうさんざんな敗軍の日ではあったし、朱雋は、大いに力を得て、翌日は、孫堅が准
泗の精鋭千五百をも加えて、 「一挙に」と、宛城へ迫った。 即ち、新手の孫堅には....
「三国志」より 著者:吉川英治
ため、とうとうこんな大それた人間が出てしまったのである。 「むかし、漢の高祖は、
泗上の一|亭長から、身を興し、四百年の帝業を創てた。しかし、漢室の末、すでに天数....
「三国志」より 著者:吉川英治
呂布は、櫓に現れて、 「われを呼ぶは何者か」と、わざと云った。
泗水の流れを隔てて、曹操の声は水にこだまして聞えてきた。 「君を呼ぶ者は君の好き....