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「波羅蜜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

波羅蜜の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
般若心経講義」より 著者:高神覚昇
る。 昭和二十二年春 東京 鷺宮 無窓塾 高神覚昇 第一講 真理の智慧 般若波羅蜜多心経 (一切智に帰命し奉る) 心経の名前は他にないのであります。『心経....
十二支考」より 著者:南方熊楠
、大国、小国、臣下等この王を忍びて迎え取りて、二箇国の王としてあり、細かには『六波羅蜜経』にぞ申しためると。 熊楠いまだ『六波羅蜜経』を見及ばぬが、三国呉の時....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
《ぜんきょうほうべん》を以て弘誓《ぐぜい》の舟にたとえているのでございます、般若波羅蜜多《はんにゃはらみった》は即ちこの到彼岸の大誓願の真言なのでございます。日....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
勘八さん……般若の面をおひろいなさいましたか、それは結構でございます。般若とは六波羅蜜《ろくはらみつ》の最後の知恵と申すことで、この上もなく尊《たっと》い言葉で....
学者アラムハラドの見た着物」より 著者:宮沢賢治
は名高いヴェーッサンタラ大王のはなしを知っているだろう。ヴェーッサンタラ大王は檀波羅蜜《だんばらみつ》の行《ぎょう》と云ってほしいと云われるものは何でもやった。....
小説 円朝」より 著者:正岡容
れから火の気のない本堂へ坐って、永いこと皆とお経を誦んだ。 観自在菩薩、深般若波羅蜜多《じんはんにゃはらみった》……。 般若心経だった。霜夜の往来に立ちつく....
夫人利生記」より 著者:泉鏡花
志の御|回向はの。」 「一同にどうぞ。」 「先祖代々の諸精霊……願以此功徳無量壇波羅蜜。具足円満、平等利益――南無妙……此経難持、若暫持、我即歓喜……一切天人皆....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
えあるほどですから。 古来、清盛の肖像には摂津築島寺の清盛|甲冑姿の像、山城六波羅蜜寺の法体像、京都曼殊院の束帯像など幾種となくありますが、いずれも端正な美丈....