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泥除け
「泥除け〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
泥除けの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「冬の蠅」より 著者:梶井基次郎
を語っていた。暗い幌《ほろ》のなかの乗客の眼がみな一様に前方を見詰めている事や、
泥除け、それからステップの上へまで溢れた荷物を麻繩が車体へ縛りつけている恰好や―....
「ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
もかくやと思うばかり。踏段《マルシュ》は朽ち前照灯《フェラン》は首を折り、満足に
泥除けの付いているのは後ろの車一つだけ。そのうえ、車の背中には、唐草模様の枠の中....