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注目
「注目〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
注目の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
梅蘭芳《メイランファン》の「虹霓関《こうげいかん》」を見、支那にも既にこの事実に
注目した戯曲家のあるのを知った。のみならず「戯考」は「虹霓関」の外にも、女の男を....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
、カルデア及びこれと関連しているヘブライまたギリシアのそれにおいても)観念として
注目すべきものは、一体ただ光明の欠如を意味するにすぎないと思われる暗黒あるいは夜....
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
裕なるアメリカが、強力なる統制下に尚大いに自由なる活動を許容し得ていることは特に
注目されねばならぬ。中國の三民主義は、東洋的先覺孫文によつてうちたてられた統制主....
「演技指導論草案」より 著者:伊丹万作
ある。 たとえば俳優が演技的意図とはまったく無関係にものにつまずいたり、観客の
注目をひいている俳優の顔に蝿がとまったり、突然風が強く吹いてきて俳優のすそが乱れ....
「階段」より 著者:海野十三
たが矢張り何者もうつらなかった。そのときハッと或ることに気付いて友江田先生の顔を
注目したのであるが、 「もう時間だ。やめよう」 と先生が俄かにこっちを見て叫ん....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
四、十七日名古屋に、二十三、二十五日東京、二十九日横浜に来襲した。 この空襲で
注目されるのは、二十九日の横浜爆撃で従来の夜間爆撃戦法をやめ、午前の晴天時に来襲....
「火星兵団」より 著者:海野十三
とにかく、これは地球始って以来の大事件が、近く起るぞ。というわけは、わしのかねて
注目していたモロー大彗星の進路が、急に変ったのじゃ」
「はあ、モロー彗星の進路が....
「火薬船」より 著者:海野十三
く海面に黒煙をうしろにながくひきながら、全速力で遠ざかりゆくその怪貨物船にじっと
注目した。 「商船旗もだしておりませんし、さっきから観察していますと、多分にあや....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
た紙片を手にして、急ぎ帰ってきた。長谷部大尉は、また椅子から立ちあがって、副長に
注目した。 「副長、どうした」 と、艦長加賀大佐は平常に似あわず、せきこんで声....
「琵琶伝」より 著者:泉鏡花
し。 銃殺全く執行されて、硝烟の香の失せたるまで、尉官は始終お通の挙動に細かく
注目したりけるが、心地|好げに髯を捻りて、 「勝手に節操を破ってみろ。」 と片....
「世界怪談名作集」より 著者:アンドレーエフレオニード・ニコラーエヴィチ
ませるのか、相手に理解させることは出来ないものである。 顔や性格の変化に人々が
注目し始めたのは後の事で、かれが燦爛たる黄金や貝類が光っている花聟の盛装を身につ....
「明治十年前後」より 著者:淡島寒月
作者の外に投書家というものがあって、各新聞に原稿を投じていた。彼らのなかからも、
注目すべき人が出た。『読売』では中坂まときの時分に、若菜貞爾(胡蝶園)という人が....
「キド効果」より 著者:海野十三
ところで Fig. 1 と Fig. 2 の烏山、磯谷の両名のものは先ずよい。
注目すべきは Fig. 3 の容疑者|犬塚のものじゃ。これにはF興奮と名付けるべ....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
同時に大変動を生ずるに至らば、国家の不利またこれより大なるはなし。これ、政治家の
注目せざるをえざる要点なり。今、余が洋行の挙ある欧米諸国にも、この機密の政教の間....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
殺戮の渦中に投入せらるべし。 三 国軍の編制は兵力の増加に従い逐次拡大せり。特に
注目に値するは、ナポレオンの一八一二年役に於て、実質に於て三軍を有しながら、依然....