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注解
「注解〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
注解の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「読書法」より 著者:戸坂潤
件の年表」と更に「参考書の解題」とがあり、各章の終りには各節毎の参考文献と若干の
注解とを含む「補注篇」がついている。図版(別刷を入れて)七十二図に及ぶ。 之に....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
を学ばむと思はゞ、先づ文字を精出して覚ゆるがよし。次に九経をよく読むべし。漢儒の
注解はみな古より伝受あり。自分の臆説をまじへず。故に伝来を守るが儒者第一の仕事な....
「さるかに合戦と桃太郎」より 著者:寺田寅彦
に広大無辺な意味をもったものである。それをいいかげんなほんの一面的なやぶにらみの
注解をつけて片付けてしまうのではせっかくのおとぎ話も全く台無しになってしまう。 ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
さか面黒《おもくろ》い事なきにしもあらず。皆人が知る通り、誰かが『徒然草』の好い
注解本を塙《はなわ》検校《けんぎょう》方へ持ち行きこの文は何に拠る、この句は何よ....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
のは就中 〔A. Ve'ra〕 である。彼は其の『ヘーゲル自然哲学』なる仏文の訳
注解説に於て、ミシュレの
注解を補遺しながら独自な編纂と研究とを与えた(之がヘーゲ....
「認識論とは何か」より 著者:戸坂潤
神を以て、思想全般のやり口とする解釈哲学の類だ。これには、必ずしも直接文献の引用
注解によらないより一般的な解釈の哲学もあるし、実際古典的・超現代的・な文献を現代....
「辞典」より 著者:戸坂潤
が、その言葉の本来の意味は寧ろ報道を指している。 文叢とは第一に論説、解説及び
注解を含み、第二に評論、批判及び紹介を含み、第三に文芸を含む。第一は主として教導....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
頼ることができないで、音楽長やバイロイトの免許者らがワグナーについて与えてくれる
注解を、唯々《いい》諾々として傾聴していた。ヴァーンフリートのワグナー官邸の粗野....
「阿Q正伝」より 著者:井上紅梅
彼が趙姓であったなら、現在よく用いらるる郡望の旧例に拠り、郡名百家姓に書いてある
注解通りにすればいい。「隴西天水の人也」といえば済む。しかし惜しいかな、その姓が....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
受けないが問題ではない。自《みずか》ら君子ぶるのを厭《いと》うがため、横道ながら
注解的に右のことを述べて、再び本題に立ち返って話をすれば、年を追うに従って俗化す....