泰山木[語句情報] »
泰山木
「泰山木〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
泰山木の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十円札」より 著者:芥川竜之介
》の胴に土蔵の窓明りを仄《ほの》めかせている。そのまた胴は窓の外《そと》に咲いた
泰山木《たいざんぼく》の花を映《うつ》している。……しかしふと指に触れたズボンの....
「旅愁」より 著者:横光利一
た牛尾山の裾から開けて来た。彼は水車の雫の飛び散る川添いの垣根に、赭茶けて崩れた
泰山木の大きな弁を眼にすると、父の骨箱をスーツに入れた。
昨夜は雨と見えて京都....
「朴の咲く頃」より 著者:堀辰雄
うに腰をかけなおして、まぶしそうにそっちの方を見上げた。「いい花だなあ。ちょっと
泰山木《たいさんぼく》みたいだけれど……」 私も妻も立ち上って行って、一しょに....