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洒掃
「洒掃〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
洒掃の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
たり、身上《しんしょう》の苦労をさせたり、小供の世話をさせたりするばかりで何一つ
洒掃薪水《さいそうしんすい》の労に酬《むく》いた事はない。今日は幸い時間もある、....
「白くれない」より 著者:夢野久作
近付き見るに、これなむ一宇の寺院にして、山門は無けれど杉森の蔭に鐘楼あり。前庭の
洒掃浄らかにして一草一石を止めず。雨戸を固く鎖したる本堂の扁額には霊鷲山、舎利蔵....
「前記天満焼」より 著者:国枝史郎
れらの学説を集成したものが、すなわち朱子の学である。……朱子の学説を要約すれば、
洒掃応待の礼よりはじめ、恭敬いやしくも事をなさず、かつ心を静止して、読書して事物....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
お家の門戸のごとし、広く人に交わりて客来を自由にせんには、まず門戸を開きて入口を
洒掃《さいそう》し、とにかくに寄りつきを好くするこそ緊要なれ。 しかるに今、人....