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活社会
「活社会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
活社会の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文芸と道徳」より 著者:夏目漱石
において発展しなければならないのも、また多言を要せずして明かな話であります。もし
活社会の要する道徳に反対した文芸が存在するならば……存在するならばではない、そん....
「三四郎」より 著者:夏目漱石
薄給と無名に甘んじている。しかし真正の学者である。学海の新気運に貢献して、日本の
活社会と交渉のある教授を担任すべき人物である。――せんじ詰めるとこれだけであるが....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
処から理解しようとするやり方である。例えば歴史的知識を沢山持っているとか、色々の
活社会や科学に就いて、又色々の芸術作品に就いて、知識の分量を人より多く持っている....
「鼻の表現」より 著者:夢野久作
鼻の動的表現の可能性は、その絶対不動のところにあったのであります。 すべて動的
活社会の統一的代表者は、不動的人格の所有者でなければなりませぬ。 同様に動的表....
「「大人の文学」論の現実性」より 著者:宮本百合子
の大衆化の方向と、一方でいわれている「大人の文学」の問題の現実的性質とは、今日の
活社会の中で、互にどんな関係をもっているか。この点こそ、今日の文化、文学の動きに....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
ころに生きてはいないものを。長篇小説と云えば、バルザックをとりあげてみないまでも
活社会の活人間を描く力量が必要である。人間をつかまえ切れない当時の長篇小説への欲....
「マダム貞奴」より 著者:長谷川時雨
り見えないが、ペパアミントを飲んで、気焔《きえん》を吐いている時なぞは、女でいて
活社会に奮闘している勇気のほども偲《しの》ばれると言った。それでも芝居の楽《らく....
「調査機関」より 著者:中井正一
同じ立場におかれている。 もっとも、以前は調査部などに入る者は、官民を問わず、
活社会で働けない不健康者や無能者が多かったようだ。調査部などに入れば、出世はでき....
「教育の最大目的」より 著者:新渡戸稲造
学理の攻究研鑽を積むも、常識圏外に逸する事なく、研学の歩《ほ》を進むると同時に、
活社会を離れず、いわゆる世と推移《おしうつ》り時世の進歩傾向を知ると共に、
活社会....