派する[語句情報] » 派する

「派する〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

派するの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
梓川の上流」より 著者:小島烏水
妙なる働きをおもう、小舎の後には牛馬の襲わないように、木垣が結んである、梓川へ分派する清い水が直ぐ傍を流れている、鍋や飯櫃《めしびつ》も、ここで洗うと見えて飯粒....
赤外線男」より 著者:海野十三
うネ。……イヤ怒らすつもりは無かったけれど、あまり意外なのでねェ……じゃ署員を増派する。しっかり頼むぞッ」 ガチャリと電話機を掛けると、当直は慌ただしくホール....
爆薬の花籠」より 著者:海野十三
議で決められた。そして本部の大司令は、ターネフを極東首領に任命し、こんど日本へ特派することになったのだ。 極東首領ターネフ。彼はこの二十年間に、骸骨化クラブの....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
五十 江戸の方面に於ては、道庵牽制運動のために、安直先生と、金茶金十郎とを特派するために、オール折助連が盛んな送別会を催して、その行を壮《さか》んにすること....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
導をひとりヤソ教者に委するも、世間の神仏二教を信ずるもの、決して一朝一夕に改宗転派するものにあらず。その改宗転派の日を待ちて、はじめて人民の知識を進歩せんとする....