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流れの身
「流れの身〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
流れの身の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
向う様だって、その日その日に追われているのだ。そこへ持って来て、何しろ、こっちは
流れの身。土地に馴染《なじみ》があるわけではなし、仕舞には、医者どのさえ診に来て....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
自然に尽きてしまったのだから是非もありません。 「立つは蝋燭、立たぬは年期、同じ
流れの身だけれど……かね」 「もう、提灯は要《い》らんよ」 それは主人の声であ....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
感傷せしめた一つ家の遊女らも、「定めなき契り、拙なき日々の業因」、今いう浮川竹の
流れの身と、異なるところがないようであるが、彼らのような支度では、本式の田舎わた....
「春泥」より 著者:久保田万太郎
のよ。」 「と、われ/\は? ――そういうわれ/\は……?」 「だからよ、おなじ
流れの身だからそういうんだ。――ことさら安くするんじゃァねえが、そうならそうのよ....