流光[語句情報] »
流光
「流光〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
流光の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「草枕」より 著者:夏目漱石
わが頭の白きを喞《かこ》つものは幸の部に属する人である。指を折って始めて、五年の
流光に、転輪の疾《と》き趣《おもむき》を解し得たる婆さんは、人間としてはむしろ仙....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
間隙《すき》が期せずして源十郎に機会を与えて、泥を飛ばして踏みこんだ鈴川源十郎、
流光雨中に尾をえがいて振りおろした――。
のはいいが。
あいだに張り出た立ち....
「西航日録」より 著者:井上円了
に減ずるを覚ゆ。ことに毎夕、明月中天に懸かり、四面雲影を見ず。蒼海渺茫としてただ
流光の波間に躍るを見るは、また無限の趣あり。船中にはインド人の乗客多し。その習俗....