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流所
「流所〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
流所の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「天主閣の音」より 著者:国枝史郎
な」 大須観音境内は、江戸で云えば浅草であった。 その附近に若松屋という、二
流所の商人宿があった。 久しい以前から其宿に、江戸の客が二人泊っていた。帳場の....
「能とは何か」より 著者:夢野久作
によって異同があるが、ここではいい加減に取捨して話す。 能楽の家元はそれぞれ自
流所属の舞台、楽屋、住宅を持ち、自流の能の演出、発表に必要な舞い手、又は謡い手と....
「越後獅子」より 著者:羽志主水
事は有って、年は二十八だが、相応に庖丁も効き、つい此間迄は、浅草の、好く流行る二
流所の割烹《りょうりや》の板前だった。只、一体が穏当《おだやか》でない性質《たち....
「早稲田神楽坂」より 著者:加能作次郎
位前までは、牛込で寄席といえばそこが一等ということになっていた。落語でも何でも一
流所がかかっていつも廊下へ溢み出すほどに繁昌し、活動などの盛んにならない前は牛込....