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流速
「流速〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
流速の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
をすら感じない。私は自分の欲求の凡てに於て流れ下る。何故ならば、河の有する最大の
流速は私の欲求そのものに外ならないから。だから私は絶対に自由なのだ。そして両岸の....
「自然界の縞模様」より 著者:寺田寅彦
題にする、水の波や流れやまたは風による砂泥の波形である。これは、地面に近く、水平
流速の垂直分布に急な変化があるために存する渦動層が、不安定のために個々の渦柱に分....
「寒鮒」より 著者:佐藤垢石
する。鈎素のテグスは毛抜きを使用する必要はない、磨きの一厘柄で結構である。錘は、
流速の様子によって調節するのであるが、一匁から三匁くらいまでの間の錘が水底へつか....
「那珂川の鱸釣り」より 著者:佐藤垢石
半が適当である。鈎はフッコの一寸。錘は一匁から五匁くらいまで用意し、これを時刻と
流速を考えて、適当につけるのである。 鈎へ蝦をさすのに、秘密がある。これは、誰....
「アラスカの氷河」より 著者:中谷宇吉郎
て流れるときには、常にあらわれる性質である。流体が、その粘性によってきまる特定の
流速以下で、ゆっくりと流れる場合は、渦が起きないで、流線は互いにならんだ形になる....