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「浄む〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

浄むの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
《せいでん》を復せんとし、渡天の律僧がインドより支那に帰りて雪中裸かで水で肛門を浄むるに等しき愚説なり。神殿は絶えず破損し通すものにあらず。用いようによりては地....
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
り、御前に於て黒白のお裁き願い、君側の奸人どもお浄め奉ろうとの計らい、君側の奸を浄むるはすなわち天下のため、上御政道のお為にござります」 「たわけめッ」 「は?....
源氏物語」より 著者:紫式部
すずむしは釈迦牟尼仏のおん弟子の君 のためにと秋を浄むる (晶子) 夏の蓮の花の盛りに、でき上がった入道の姫宮の御持仏の供養....
ひととき」より 著者:宮本百合子
子供となし得なかったのであろうぞ。 私は、親となった人達の無責任さを、その罪の浄むべくもあらず深いのを力の有らん限りせめたいのである。子孫を産み養い育てる事は....
多神教」より 著者:泉鏡花
裂けてある。これ、寄るまい。(この時人々の立かかるを掻払う)六根清浄、澄むらく、浄むらく、清らかに、神に仕うる身なればこそ、この邪を手にも取るわ。御身たちが悪く....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
るのは 無論習作に過ぎんのだが、 いずれそのうちイタリア旅行の 支度に掛かるよ。浄むる人 己は飛んだ所へ来たものだ。 ここでは皆|餌で人を釣ることばかし考えてい....