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浄火
「浄火〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
浄火の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「破落戸の昇天」より 著者:森鴎外
、自殺したやくざものどもを載せて行く。すぐに地獄へ連れ込むのではない。それはまず
浄火と云うもので浄めなくてはならないからである。浄めると云うのは悉しく調べるので....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
されている間に、この人たちにとって最も残酷な呵責である放心の苦難を受けて、煉獄の
浄火に聖められたのです。この人たちの愛の苦しみは、天界にいる天使たちから見ると、....
「雪の宿り」より 著者:神西清
光の土にいたるという何ものかの秘やかな啓しなのでもあろうか。それでは自分も一応は
浄火の界を過ぎて、いま凉道蓮台の門さきまで辿りついたとでも云うのか。いや何のその....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
、沈香、竜脳、安息香の液をそそいだ。そして、和田が、大威徳天の前にゆらめいている
浄火からうつして来た火を差出したのをとって、護摩木の下へ入れた。そして、口で
「....