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浅尾
「浅尾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
浅尾の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「照葉狂言」より 著者:泉鏡花
の上手なるも道理よ、銀六は旧俳優なりき。 かつて大槻内蔵之助の演劇ありし時、渠
浅尾を勤めつ。三年あまり前なりけむ、その頃母上居たまいたれば、われ伴われて見に行....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
っていて、平山ノ武者所が玉織姫を口説いてから手にかけて殺す所であった。この平山は
浅尾奥山という上方役者であった。 そのうち敦盛は馬で花道から出て来た。熊谷が扇....
「人魚謎お岩殺し」より 著者:小栗虫太郎
今こそ、二三流の劇場を歩いているとはいえ、その昔、
浅尾里虹の一座には、やはり小屋掛けの野天芝居時代があった。 それでこそ、その名....
「唖の妖女」より 著者:田中貢太郎
明治七年四月のこと、神奈川県多摩郡下仙川村|
浅尾兼五郎の家へ妖怪が出ると云う噂がたった。 それも一度や二度のことでなく、前....
「役者の一生」より 著者:折口信夫
並んでいたが、其処に相応に久しくいた。一座は、中村時蔵(後、歌六)市川鬼丸(後、
浅尾工左衛門)などであった。さながら後の宮戸座組である。源之助の朝日座でした中将....
「山の人生」より 著者:柳田国男
常としたと『槃遊余録』の第三編、寛政四年の紀行のうちに見えている。甲州では逸見筋
浅尾村の孫左衛門を始めとし、金御岳に入って仙人となったという者少なからず、東河内....