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海南
「海南〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
海南の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
る人物かというに、彼は鳥獣採集人としての世界的フリーランサーだ。この商売の名は、
海南島の勝俣翁によってはじめて知った方もあろうが、日本はともかく、海外ではなかな....
「運命」より 著者:幸田露伴
に至りたもう。十七年始めて仏書を観たもう。十八年|蛾眉に登り、十九年|粤に入り、
海南諸勝に遊び、十一月還りたもう。此歳阿魯台反す。二十年永楽帝、阿魯台を親征す。....
「地球要塞」より 著者:海野十三
陸地点が、どこにも見つからないのです。北は樺太《からふと》までいきましたし、南は
海南島から小笠原あたりまでいってみました。しかし、どこにも上陸地点は見当りません....
「火薬船」より 著者:海野十三
針路をてんじました」 「ほう、南西へ。どこへいく気かな」 「その見当では、近くに
海南島がありますが、まさか
海南島へは、いかないでしょう。結局、仏領インドシナのハ....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
象の背後には、勿論編集乃至全営業上のスタッフの交替と一般方針の変化とがある。下村
海南氏は思わぬ事情から引退を余儀なくされたが、これは社内の自由主義的(例の意味で....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
なり、大学本校少博士ともなり、また修史館が出来た時にはその編輯官ともなった。号を
海南といい、最初幕府の昌平塾の塾頭もして世間の人にも知られていた。文章が得意であ....
「東上記」より 著者:寺田寅彦
茂りたり。 蝉なくや小松まばらに山|禿たり など例の癖そろ/\出で来る。大阪にて
海南学校出らしき黒袴下り、乗客も増したり。幸いに天気あまり暑からざればさまでに苦....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
も答えもやっぱり性格的で、なかなか見ものでした。この人の話は清朝どまりです。下村
海南という御老人の老いても益《ますます》なるジャーナリストとしての注意力のあらわ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
研究』牧野巽 生活社版。この人は私は存じませんけれども、どういう人なのかしら。『
海南島民族誌』(南支那民族研究への一寄与)スチューベル(独。民族学者)平野義太郎....
「喫煙四十年」より 著者:寺田寅彦
草入れを竹の煙管筒にぶら下げたのを腰に差すことが学生間に流行っていて、喧嘩好きの
海南健児の中にはそれを一つの攻防の武器と心得ていたのもあったらしい。とにかくその....
「「太平洋漏水孔」漂流記」より 著者:小栗虫太郎
中心に商戦の火蓋をきった、向うみずな一商会があった。それが、折竹の義兄が経営する
海南社。のちの恒信社、南洋貿易などの先駆となったものだ。 独艦が出没する南太平....
「鯛釣り素人咄」より 著者:佐藤垢石
ある。支那海にも広く棲んでいて、朝鮮西海岸、釜山沖、九州の玄海灘、中支から南支、
海南島から佛領印度支那方面にまで分布していて、支那海一帯はトロール船の活躍場所で....
「子規居士と余」より 著者:高浜虚子
ども一部分を見るもよろしからん。 第五募集題鶯、春風とはわるし。春風は昨年も『
海南新聞』にて募集したるもの故よろしからず。同じ題が出ては前の募集句を見ておかね....
「東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
ずその全部が目的地に着くとは限らない、風のために妨げられることもある。またシナの
海南島などは当時海賊の大将のおった所で、これに悩まされる、唐時代の
海南島の首領は....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
言に及ぶべし。その次第は旅行の順路による。 船過(船は台湾海峡を過ぐ) 支那
海南路、猶看皇国山、暮天雲宿処、一抹是台湾。 (支那
海南の航路は、なお皇国の山を....